去年まで花粉症の症状がなかった人でも、いきなり花粉症になったというケースも少なくありません。
いまや、4人に1人は花粉症と診断されます。
症状は人それぞれで、鼻水や目のかゆみ、発熱、頭痛や関節の痛みなど。
1つの症状しか出ない人もいれば、それらの症状全てに悩まされる人もいます。
今回は花粉症に悩むあなたに少しでも症状を和らげてもらうべく、対処法をご紹介します。
花粉症は予防できるの?
花粉症を持つ人の9割に鼻づまりの症状があると言われています。
花粉症は春というイメージがありますが、花粉は実は年中飛んでいます。
春:スギ、ヒノキ
夏:イネ、シラカンバ
秋:ブタクサ、よもぎ、ナカムグラ
冬:スギ
花粉症になると鼻づまりだけではなく、くしゃみや鼻水などの症状で集中力の低下や、夜中に苦しくて何度も目が覚めてしまったりと、寝不足が続いて日常生活に支障が出てしまうこともあります。
「自分は花粉症だから仕方ない」と諦めている人も多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫です!
きちんと対策すれば、花粉症の症状を和らげることが出できるのです。
対策とは、たとえば以下の方法があります。
- マスクやメガネで予防
- 花粉が付着しやすいウール系の洋服は避ける
- 髪や服をはたいてから室内に入る
- 飛散量の多い日は洗濯物はの外干しは避ける
- 室内をこまめに掃除する
基本的なことばかりですよね。
ほんのちょっとしたことを気をつけるだけで、花粉症の症状を和らげることができるので、めんどくさがらず実践してみてくださいね。
花粉症の症状で熱が出た時の対処方法
花粉症で発熱をともなう場合があります。
この場合、一気に体力が奪われてだるくなり、目元も重くなります。
これは、花粉という異物が身体に入ってきたことでそれを出そうとする働きが体内で起こり、その防御作用として、熱が出ることがあるのです。
熱が出た場合の対処法は、まずは手足を温めることです。
熱が出ると、悪寒とともに体が震えます。これは、筋肉が収縮して体を温めようとする働きで体が震え出すのです。
悪寒や寒気は、身体を温めることで和らぐので、熱が出たときには身体を温める食事をとり、温かくして早めに就寝をすることで体の震えはある程度止まります。
なお、花粉症の発熱は、風邪の発熱とは違うので注意しましょう。
花粉症対策でメガネの効果はどれだけあるの?
花粉症対策として、メガネが効果的であるとよく聞きますが、それは本当なのでしょうか?
また、メガネをするだけで、どれだけ花粉を防ぐことができるのでしょうか?
実は、メガネで花粉をある程度予防する可能です。
伊達メガネであっても、メガネをかけてない場合よりも約7割ほどは、花粉を防ぐことができると言われています。
もっと効果をあげたい場合は「花粉対策用のメガネ」をオススメします。
専用のものだけあって、効果は格別に違います。その効果は、花粉を約9割ガードしてくれる
と言われています。
ですが、メガネの選び方には注意が必要です。
人によって、鼻の高さや目の位置は様々です。
購入前には必ず装着して、サイズが自分にあっているか確認しましょう。
メガネを試着した時には、自分の目や鼻の周りに大きな隙間ができていないかがチェックポイントです。
花粉対策用のメガネであっても、隙間から花粉が入ってしまったら意味がありません。
花粉がこもり、逆に目のかゆみがひどくなるケースもあるので、購入前は必ず試着してくださいね。
また、できればくもり止めがついているものを選ぶようにしましょう。
メガネがくもるたびに取り外しをしていては花粉症対策の意味が薄れてしまいますし、いずれめんどくさくなって、メガネをつけるのをやめてしまった、ということにもなりかねません。
花粉対策用メガネは慎重に選びましょう!
まとめ
いかがでしたか。
花粉が飛ぶ時期は、外出するのが憂鬱になりますよね。
目は痒くなるし、頭痛や発熱。連続して出るくしゃみ…花粉症に悩まされる人は本当に多いです。
ですが、その花粉症も、日頃のちょっとした工夫で症状を軽減できます。
花粉症は、一般的には長く付き合っていかなければならない症状です。
花粉症がただ治るのを待つのではなく、地道に予防することで、今年の春は快適に過ごしましょう。