妊娠してもすぐに産休を取れない場合もありますよね。
そんなときに通勤で電車に乗るのは、体調的に本当にしんどいときもあります。
電車には優先座席が設置されていて、体の不自由な人や妊婦さんは優先的に座れるようになっています。
しかし、そこに健常者が座ったまま、妊婦さんが前に立っていても席を譲らない、ということは少なくないとか…。
これでは何のための優先座席なのかわかりません。
妊婦さんでも、優先座席を譲ってもらえないことについて、調べてみました。
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妊婦でも優先席を譲ってもらえないことも
そもそも電車などの優先座席は、お年寄りや妊婦さんに優先的に座ってもらうためのものです。
ですが、現実には、そこに健常者が座り込み、目の前にどんな人が立っていようが知らんぷりで座り続けるというケースも多いようです。
残念なことに、お腹の大きな妊婦だからといって、席を譲ってもらえるとは限らないようですね。
それどころか、電車の中で立っているだけで妊婦は邪魔者扱いされるというケースもあるようです。
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優先席を譲らないのはサラリーマンが多いって本当?
優先席に座ったまま、目の前にお年寄りや妊婦が立っていても席を譲らないのは
サラリーマンが多いという話もありますね。
それも40代~50代のサラリーマン。
やはりこの世代のサラリーマンはお疲れの人が多いのでしょうか…。
さらに、男性の場合、妊娠したときの女性の体力的負担を経験しないために、妊婦の気持ちが理解できない人が多いのでしょう。
むしろ、比較的若い世代の人のサラリーマンの方が席を譲ってくれる人が多いようです。
妊婦が電車に乗っていたら邪魔だと思う人はどのくらいいる?
妊婦が電車に乗っていると、邪魔だと感じる人もいるようです。
妊婦さんの中には、舌打ちされたり、「妊娠は病気じゃないから」と言われたりすることもあるようです。
少子化に向かっている日本で、出産手当や育児に関しての福祉面は充実してきているのかもしれませんが、こういった社会的な面ではまだまだ妊婦に厳しい状況のようです。
確かに日本の電車は席を譲らない
私は海外在住ですが、たしかに日本に帰国すると席を譲る人が非常に少ないと感じます。
お年寄りや体の不自由な人が立っていても、だれも席を立たない、眠ったふりをするならまだしも、携帯をいじっていたりゲームに夢中になったりというシーンをよく見かけます。
しかも、日本人はそういうシーンを見て不快に思っても、だれも周りの人が声をかけないんですね。
それだけ日本人全体が疲れ切っていて、心に余裕がないということなのかもしれません。
日本人はとても親切で、思いやりのできる人たちだという印象を持っている外国人は多いです。
日本に観光に来た外国人も、日本人に親切にしてもらったとか、ていねいに道案内してもらったというような、良い経験をしたという旅行者は多いです。
しかし、一方で、妊婦に席を譲るというような基本的なところで、やさしくない社会なのかなと思います。
海外の優先席でのケース
私が住んでいるところでは、電車で目の前に妊婦が立つとたいていは席を譲ってもらえます。
自分が座っていて目の前に妊婦さんが立っていたら、「譲らないと恥ずかしい」という風潮があります。
そのまま座り続けるのはあまりにも常識外れの行為をしているようなプレッシャーを感じさせる雰囲気だからです。
中国や台湾などでは、年上の人を敬う精神が高いためでしょう。
お年寄りや妊婦が車内にいると、少し離れて座っていても、席を変わってあげるという場面に出会うことがあります。
|いつか、日本でも席を譲るという行為が普通になればいいのに、と願わずにはいられません。
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まとめ
いかがでしたか?妊婦さんが優先席を譲ってもらえないということについて、まとめてみました。
妊婦さんなどのように、席を必要としている人に席を譲るのは本来優先席であってもなくても関係ないと思います。
まだまだ妊婦さんや子供連れの女性には、風当たりが強いところがありますね。
日本は国際化に向けて進歩しているといわれますが、こういう基本的なやさしさという面で、もっと改善の方向に向かうといいなあと思います。