ご飯を一番おいしくいただくのはやはり炊き立て!ではありますが、手間や節約を考えると、やはり毎回炊き立てという訳にもいきません。
最近の炊飯器では、保温機能がすごい!と宣伝しているのもたくさんあります。
ご飯をおいしく保存できたら、毎回炊かなくてもいいですよね。
ご飯は長時間保温しても大丈夫なのでしょうか?
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24時間保温したご飯は美味しく食べられる?
炊飯器の保温機能を使って保存したご飯って、「黄色っぽい」「臭い」「ぱさぱさしている」というイメージ、ありますよね。
ご飯を一番おいしく保存できるのは、炊き立てを小分けにして冷凍保存する方法であるということを聞いたことがある人も多いと思います。
冷凍保存の方がおいしいかもしれないけど、1日以内に食べるのなら、わざわざ小分けにするのも面倒…
そう思われる方も多いことでしょう。
最近はいわゆる高級炊飯器も多く出回っており、保温機能も進化しているようです。
炊飯器によって違いはありますが、だいたい保温の温度は60℃〜70℃くらい。
一口に保温機能といっても、機種によっていろいろで、用途に合わせて細かく設定できる機種もあります。
24時間以内なら雑菌の繁殖などの心配はなく、温かいご飯を食べられる機能を備えた炊飯器もありますが、炊き立てとあまりかわらない状態で食べられるのは、やはり3~4時間以内くらいのようです。
それ以上になると、黄色っぽく変色してきたり、少し匂いが気になってくるようです。
また、パサつきを感じてくるようになるようですが、昔の炊飯器ほどの変性はありません。
24時間くらいの保温なら、十分美味しく食べられる程度には炊飯器は進化しているようです。
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炊飯器の保温機能だけでもご飯をおいしく食べるコツ
保温するのが前提であれば、保温で変性しにくくなるポイントがいくつかあるので、次の点に気を付けてみてはいかがでしょうか。
- 古いお米ではなく、新しいお米を使用する。
- 炊きあげに使う水は硬水ではなく、軟水を使用する。
- 炊飯器の内部、とくに上蓋などをきちんと掃除しておく。
- 保温の際に、しゃもじなどを入れっぱなしにしない。
これらのことに気を付けると、保温してもより変性しにくくなるようです。
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冷蔵庫で固くなったご飯をふっくらさせる方法はある?
小分けにして冷凍するのも面倒くさいし、保温機能を使うのも電気代がもったいない…
などの理由で、つい余ったご飯を冷蔵庫にしまってしまうこと、ありませんか?
冷凍したご飯でもなく、保温したご飯でもない、パサついて固くなったご飯、どうしたらいいでしょうか。
時期や気温などによっても違いますが、ご飯を冷蔵保存できるのは、だいたい2~3日と考えたほうがよいでしょう。
もちろん、状況によって違いがありますので、いただくときには匂いや見た目などで確認することが重要です。
傷んでいないにしても、冷蔵庫で保存したご飯はパサついていて、そのままでは食べにくいですよね。
そのまま食べなくてはいけないのなら、数時間程度ならむしろ常温保存のほうがおいしいです。
お弁当の白ご飯、加熱しなくてもおいしく食べられますよね。やはり、傷まないように気を付けなくてはなりませんが。
冷蔵ご飯をおいしく蘇らせる方法
というわけで、冷蔵庫保存したご飯は、加熱して食べるのが基本です。
レンジで加熱する場合は、あまり蒸気が逃げない工夫をして、加熱しすぎないように調整することが重要です。
それでも固い場合は、少量の水を振りかけてから加熱するとふっくら仕上がりますよ。
うまく加減すれば、炊き立てと変わりないおいしさに仕上がります。
水分を加えながら加熱する、という意味では、蒸し器などを使って蒸す、という方法でも大丈夫です。
レンジなどで加熱する以外のおすすめなのは、チャーハンやチキンライスなどに使う方法です。
実は、チャーハンなどに使うのであれば、むしろ冷蔵のご飯を使った方がいい!というくらいおススメです。
レシピ本などでチャーハンの材料に「ご飯」ではなく、「冷ご飯」と書いてあるのを見たことありませんか?
これは「余ったご飯でも使ってね」ということではなく、本当に冷めたご飯を使った方が「おいしい!」のです。
なんとなく冷蔵したご飯をあえてレンジなどで温めてからチャーハンに使っている人、いませんか?
冷蔵庫からそのまま入れてみてください!
仕上がりが全然違います。
パラッパラの理想的なチャーハンになりますよ。
他には、水やおだしなどを足して煮込んで、おかゆや雑炊などにしてもおいしくいただけます。
胃腸の調子が悪いときはもちろん、具沢山にして「ごちそう」感覚に仕上げることもできます。
ご飯をおいしく食べよう!
やはり日本人の主食はご飯です。
パンや麺類もおいしいけれど、ご飯のおいしさはまた格別です。
各地の米農家さんたちが大事に大事に育てて、おいしいお米を私たちに届けてくれています。
ご飯をおいしく食べましょう!