今年もやってきた雨ばっかりいやになるこの季節。
ただでさえ会社になんか行きたくもないのに、朝から雨が降っていた日には
もう仮病でも使って休んでしまおうかな・・・
そんなことを考えながらしぶしぶ出かける用意を整えて、傘をさして駅に向かっても、案の定電車は遅延・・・
他の人の傘のせいで服は濡れるし、もう最悪!
梅雨で大雨が降る機会も少なくないわけだし…
会社が休みとなるのは大雨特別警報が出るレベルくらいの大雨になったときくらいかもしれません。
でも、それで安全対策は万全なのでしょうか?
大雨特別警報とは
気象庁のホームによると、大雨特別警報の発表基準は以下のとおりです。
台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、若しくは数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合。
国土交通省気象庁ホームページより引用
こちらから分かるとおり、大雨特別警報とは、かなり重大で深刻な状況の大雨の場合に発表されます。
2018年7月の東海地方から九州地方の大豪雨も、まさにこのとおりの大規模な災害です。
多数の犠牲者も出てしまっており、こんな状況下では、会社に行く行かないの問題ではありません。
命に関わる状況です。
この状況下では、当然ながら会社に行くべきではないですし、そもそも物理的に出勤することができないでしょう。
自治体などの指示に従って、速やかに避難しなければなりません。
大雨特別警報が発令される前に用意しておくべき対策とは
2018年7月の大豪雨では、多数の逃げ遅れた方たちへの救助がギリギリのところで間に合わなかったケースも多かったようです。
ここで、専門家が紹介した対策が「笛」を用意しておくことです。
映画「タイタニック」のラストシーンでヒロインが救出されるシーンを覚えていますか?
あのとき、冷えやショックでヒロインはすでに体力を消耗しており、身動きもとれず大声も出せない状況でした。
そこで救助を要請するために使ったのが、笛でしたね。
このように、笛は災害のときに大変役立ちます。
専門家も話していますが、脱出のための自分の体力を温存しておくためにも、このような状況下で大声を出すことはおすすめしません。
笛があれば大豪雨のように周りの音で声がかき消されるような場面でも、笛の音は遠くまで届くと言われています。
笛の効果については、サッカーの試合をイメージしてみるといいでしょう。
サポーターがどんなに大声で応援していても、レフェリーの笛の音ははっきりと聞き取ることができますよね。
笛は様々な場面で役立ちますし、笛があることで危険な場面で助かる可能性が格段に上がりますので、せっかくこの記事に出会ったのですから、これを機に自宅に一つ、笛を用意しておいてはいかがでしょうか。
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大雨警報でも休みにならないのは当たり前?
では、大雨警報の場合はどうでしょうか。
大雨警報は、大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
国土交通省気象庁ホームページより引用
ただし、それほど深刻な大雨ではない場合、会社が休みにならないかな、という気持ちは分からなくもないのですが、心を鬼にしてあえて結論から言いましょう。
大雨警報くらいでは休みならないことが多いようです・・・
学生であれば、早朝に警報が出てた時点で、朝一番の連絡網が回ってきたりしますし、大学生なら多少講義をさぼったところでそこまで打撃を受ける人もいないでしょう。
ですので、学生の場合は、試験前などの大事な時期でなければ遠慮なく休むことができますよね。
でも、社会人になってからの会社では大雨警報で休みになることはほぼないと行ってもいいでしょう。
今の世間では、出勤するのが当たり前だと思われています。
お金をもらって働いている身分ですから、仕方ないといえばたしかに仕方がない・・・
ともすれば、学生のときは大雨で学校が休みになりそうなときは、「もっと雨降れ!」なんて思っていましたが、どれだけひどい雨が降ろうが基本的に出勤しなければならない社会人は、「お願い、これ以上雨降らないで・・・!」と思ってしまいますよね。
ちなみに大雨警報だけでなく、暴風警報や波浪警報の場合でも、「警報」レベルであれば、休みになる会社はほとんどないようなのです。
100社あれば、ほぼ100社が「歩いてでも来てください」と返ってくると思います。
個人的には、500社あってやっと1社あるかないか(職種による)という印象です。
・・・社会人ってほんとに大変。
>>次のページでは、「避難勧告」が発令されたときの出勤について、災害時にどのように自分の身を守るのかについて、ご紹介しています。