遠方の花火大会を見に旅行に行くとき、浴衣を持っていきたいけど荷物になってしまわないか心配…
結局色々悩んだ末に浴衣を持っていくのは泣く泣く諦めてしまった…
そんな経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
でもせっかくの夏の花火大会、思い出を作るときだからこそ、旅行先で普段とは異なる装いをしたい!という方も多いはず。
今回は、旅行先で浴衣を着るための上手な荷物のまとめ方を確認していきましょう!
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浴衣は畳んでも大きいから荷物がかさばる?
浴衣は一見大きく見えますから、
「畳んでも大きいからかさばってしまうんじゃないかな?」
と考えがちですが、実は普通の洋服よりもかさばりにくいのが浴衣。
上手に畳んだり、代替品を用意すれば普通に洋服をたくさん持っていくよりも荷物は少なくすむこともあるんです。
浴衣の特徴から収納の方法について確認してみましょう。
浴衣自体
洋服は基本的に立体的に縫合、縫製されていますが、浴衣は直線で縫われているため、綺麗に畳めば平面の布になります。
そのため、余程過剰なフリルやレースが付いていない限りは、普通の洋服よりもずっとコンパクトに畳めるうえ、保管しやすく、シワにもなりにくいです。
帯
最近では帯を結ぶ手間を省くために、すでにある程度の形が形成されていてほどけないような帯も売られています。
ですが、こうした帯を持っていこうとすると、型が崩れたり、しわになる可能性もあるため、保管に気を遣ったり、スペースを余分に確保しなくてはなりません。
本来、帯は畳めば1枚の布になりますから、持ち運ぶ必要がある場合はそちらを使えば型崩れの心配もなく、スペースにも余裕が生まれますから、持ち運びが一気に楽になります。
なお、1枚の布で帯を結ぶ場合、慣れていないと崩れてしまいがちです。
帯がある程度上手に結べて損をするようなことはないので、この機会に既成の型のものではなく、1枚の布から帯を結ぶ練習をしてみるのもありかもしれませんね。
靴・下駄
できることなら下駄を履きたいところではありますが、代わりにサンダルを履いたとしても特に大きな違和感はないでしょう。
下駄では普通の洋服と合わせて履くにはだいぶ違和感がありますが、サンダルであれば色々なタイプの服とコーディネートできるので、荷物として持っていくのではなく、履いていけば荷物も減らすことができますね。
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浴衣を持っていくなら旅行バッグの中身も気をつけよう
旅行先で浴衣を着ようと思った場合、普通に旅行に行くのと同じ持ち物だけでは不便なことも少なくありません。
また、ヘアセットやメイクも普段よりも準備しておく必要があります。
もちろん「いつもと変わらない髪型、メイクで大丈夫」というのであれば、ヘアセットのための道具などは必要ありません。
でも、せっかく浴衣を持っていくのですから、どうせなら完璧なフル装備で着飾りたいものです。
ここでは、普段のお泊まりとは変えた方がいいであろう持ち物、念のために用意した方がいい持ち物について紹介していきます。
お泊まりで浴衣を持参するときの一工夫
① お財布
お泊まりに向かう間は普段使ってるお財布で何の差支えもありませんが、たとえば少し大きめのお財布や長財布だったりすると、浴衣に合わせて持つのが巾着袋などの場合は、お財布が入りきらないかもしれません。
こんなときのおすすめは、普段使いのお財布のほかに、小銭等で少額だけ入れることのできる小さながま口のお財布があると便利です。
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② 携帯電話・スマートフォン
本体だけであればキーホルダーなどをつけて帯に挟むことができます。
でも、分厚いカバーをつけている場合には、薄めのカバーに変えるか、思い切ってそのときだけケースから外してしまいましょう。
③ 化粧ポーチ
普段、カバンの中に持ち歩いている化粧ポーチごと持ち歩くのは嵩張りますし、重くて大変です。
浴衣を着た時にメイク直しに必要なもののみを持って巾着袋に入れれるよう、小さなポーチや袋があると便利です。
先程ご紹介したがま口のお財布2個持ちで、一つをポーチにするのもおすすめですよ。
また、花火大会やお祭りなどのイベントでは、夜でも汗や湿気で化粧が落ちやすい状態です。
ですので、小さいサイズの手鏡を持参するのもおすすめです。浴衣を着るときには絶対に持っていきましょう。
④ ばんそうこう
普段履き慣れない下駄を履く場合、鼻緒にあたる部分が痛くなって、歩くのが辛くなってしまう人が多いようです。
そうなってしまっては楽しい花火大会も台無しです。
そうならないために、ばんそうこうは念のため持っていきましょう。
もし彼と一緒に行くなら、転んだときなどにすっと差し出せば、それだけで女子力が高く見えますよ。
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⑤ 安全ピン
着慣れない浴衣の場合、ひょんなことから裾が下がってきてしまうことは少なくありません。
屋外で簡単には帯は直すことができませんから、そんなときは見えない部分を内側から止めてしまいましょう。
⑥ ヘアセットグッズ
ブラシやヘアピンなどは普段から持ち歩いてる場合もありますが、忘れがちだけどないと本当に困るのがヘアスプレー。
私も以前、ヘアスプレーをうっかり忘れてしまって、頭のてっぺんでお団子をつくってまとめようと思ったのですが、短くてまとめたい部分まで届かない毛に本当に手こずりました。
結局、ひたすらヘアピンを挿してどうにかまとめましたが、やはりヘアスプレーがあるとないとでは、ヘアセットの仕上がりに劇的な違いが生まれます。
家から持っていくのが荷物になってしまうのであれば、現地で小さなサイズのものを調達して帰りに捨ててきてしまうのも一つの手です。
ただしその場合は、しっかりとその土地のゴミ出しのルールに従いましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
- 実は浴衣は普通の洋服よりもかさばりにくい!
- 帯と靴は、手間とスペースを考えて臨機応変に!
- 持っていく荷物は最小限に!
せっかくおしゃれをして旅行に行くのですから、些細なことで楽しい時間を台無しにしたくありませんよね。
しっかりと準備をして、かわいく浴衣を着て、楽しい夏の思い出をつくってきましょう!