紫外線の季節になると、すかさず日焼け止め対策を行うのは世の女性の常識、と思っていませんか?
これって、実は日本人独特な習慣だったりします。
海外、とくに欧米の女性にしてみれば、一生懸命紫外線対策をしている日本人女性は、不思議をとおり越してむしろ滑稽に見えることもあるのだとか。
紫外線対策や日焼け対策について、日本人と海外での反応の違いについてまとめてみました。
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日本と海外の日焼け事情
日本人は「色白は百難隠す」といわれるくらい、色の白い肌に対するあこがれが強いですよね。
しかし、欧米ではまさに真逆です。
欧米では、色が白いのはかえって「不健康」と映るらしく、みんなこぞって日焼けするのがファッションの一つなんです。
しかも、肌の色が白くて日焼けしていないということは、休暇をとってもバカンスにも行けない経済的弱者とみられることもあるんです。
ですので、ヨーロッパなどのビーチで日本人女性がせっせと日焼け止めクリームを塗って、帽子やサンバイザーで日焼け対策をしているのは、欧米女性から見ると「滑稽」に映るらしいのです。
日焼けは海外では当たり前?
つまり、欧米では、適度に日焼けしてこんがり小麦色の肌をしていることは、セレブのようにバカンスを楽しんでいるという現れでもあるんです。
そのためもあって、欧米人は天気のいい日にはいそいそと日向を探して、少しでも肌を焼こうとするのですね。
実際に海外に住んでいると、あくせくと日焼け止め対策をしているのがばかばかしく感じることもあります。
日本人はシミが目立ちにくい!?
日本人は陶磁器のような白い肌にあこがれますが、海外にいる欧米人はもともと色が白いので、どう日焼け対策をがんばっても、その白さには勝てません。
紫外線ダメージでシミができるから、とも言いますが、もともとアジア人の肌はきめが細かくてシミもそばかすも目立たないので、まわりの欧米人に比べると日本人は何もしなくてもはるかに肌がきれいに見えます。
私のことを話すと主人はイギリス人ですが、彼も日光が大好きです。
街を散歩するときも、日陰を歩きたがる私とは裏腹に、彼はひたすら日向を歩こうとしますね。
私も最近は、すでにあきらめモードですが。
日焼け大好きイタリア人に学ぼう!美しく日焼けするコツ
こんがり日焼け上手な国民というと、イタリア人をイメージするかもしれません。
白人の人は、肌を焼くとすぐに赤くなってしまうという人もいますが、イタリア人はきれいに小麦色に焼いている人が多いイメージがありますね。
イタリア人もやはり健康的に日焼けしたいという考え方が主流で、日本人のような日焼け対策は「意味が分からない」と感じるようです。
そんなイタリア人、中には日焼けの予行練習をする人もいるのだとか。
バカンスに行って、ビーチや日向でこんがり焼きたいけれど、いきなり肌を焼くと肌への負担が大きくてきれいに焼けないんですよね。
そのため、普段から少しずつベランダで日向ぼっこしたり、洗濯物を干すときにビキニ姿で肌を日光にさらしたり…。
少しずつ体を日光に慣れさせるようですよ。
イタリア人的にきれいな日焼けをしたい人は、試してみてもいいかもしれませんね。
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外国人みんなが日焼け好きなわけではない
ここまで海外と日本との日焼けに対する意識の違いについてお話してきました。
ただし、海外といってもアジア諸国では、どちらかというと日本人の感覚に近いものがあります。
たとえば、ベトナム人女性の日焼け嫌いは比較的よく知られていますが、東南アジアに行くと、しっかり日焼け対策をしている日本人は「白い肌」とあこがれられたりします。
私は日本人の割に日焼け対策をしない(あきらめた)方なので、タイに行ったときに「なんで日本人なのに肌が白くないんだ?」と現地の人に言われたことがあります。
東南アジアで日本人がすぐに日本人だとわかるのは、肌の白さも特徴の一つなのかもしれませんね。
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まとめ
今回は、海外と日本の日焼け事情についてでした。
日本人にとっては普通のことが海外では真逆ということはよくありますが、日焼けや紫外線対策についても、まさにそうですね。
もちろん、紫外線をたくさん浴びることによる健康面でのデメリットもありますが、日焼けするしないは、その人の考え方次第ということになります。
日焼けしたい人もしたくない人も、自分らしさと好みのファッションで、今年の日焼け対策を計画してみてはいかがでしょうか。