「朝バナナ」という言葉があるように、バナナはほかのフルーツに比べて高カロリーなので、腹持ちがよく、忙しい朝でも皮をむくだけで簡単に食べることができるので、朝ごはんにぴったりのです。
ですが、バナナはすぐに皮が黒くなったり、傷んでしまうイメージがありますよね。
こうしたイメージから、バナナの購入を悩む方も多いのではないでしょうか?
たしかにバナナなどの果物には賞味期限や消費期限の表示がないので、いつまで食べられるのかは、自分で判断しなくてはなりません。
では、どのように判断したらいいのでしょうか?
勘違いしてた!?ダイエットに食事制限の必要はない!?
バナナの健康への効果
バナナは、朝ごはんだけではなく、小腹が空いたときの間食としても人気がありますね。
また、甘くて柔らかいので子どものおやつとしてもぴったりです。
そんなバナナの主な特徴と健康への効果をご紹介します。
- 1本あたり約86kcal
- 日常生活で不足しがちなビタミンやミネラルがバランスよく含まれているため、体調を整えたり肌の調子をよくする効果があります。
- 腸内環境を整えて便秘を改善してくれるので、便秘に悩んでいる方やダイエット中の方にもおすすめです。
このように、バナナは栄養素が豊富で、手頃な価格、そしてそのおいしさから、子供からお年寄りまでたくさんの人から親しまれているフルーツです。
バナナは、そのまま食べれるのはもちろん、ケーキやクレープなどのスイーツやデザートにも使われることが多く、スーパーやコンビニでもいつでもどこでも買うことができます。
バナナの保存方法と黒ずみの原因
バナナは、暖かいところで育つ果物なので、13度以下で保存すると傷みやすくなってしまいます。
ですので、夏でも冬でも基本的には常温保存が向いています。
常温保存した場合の賞味期限は、夏場は3日~4日、冬場は7日~10日程度です。
バナナは、人間が快適と思う温度で保存することで甘みが増しますので、そのまま食べる場合はこの期間を目安にしましょう。
また、購入して間もないのに皮が黒ずんだり、黒い斑点ができてしまうこともありますね
この黒い斑点は「シュガースポット」と言って、バナナの熟成が進み、甘みが増した食べ頃を表しています。
皮をむけば斑点はありませんので、気にせずに食べても大丈夫です。
シュガースポットや皮に黒ずみや傷があっても、皮をむいて中身が綺麗ならそのバナナはおいしく食べることができます。
バナナはすぐ腐る?判断基準とは
では、購入して日にちがたっていたり、皮にシュガースポットではない黒ずみがあるバナナは、食べでも大丈夫なのでしょうか。
バナナは、皮が黒くなったからといって必ずしも腐っているというわけではありません。
バナナが変色する原因として、以下のようなものが考えられます。
《バナナが変色する原因》
- バナナが成熟したことにより、実や皮に含まれているポリフェノールが酸化されて茶色や黒色に変色する。
- バナナを運んだときなどに一部をぶつけてしまったりこすれると、その部分から変色が進む。
- 皮についた傷などが原因で中身の一部が黒ずむことがある。
- 冷蔵庫などの寒い環境で保存すると、低温障害により皮の黒ずみができることがある。
これらような場合、腐っているわけではないので、皮をむけばおいしくバナナを食べることができます。
気になる場合は、その黒ずんだ部分だけ取り除いて食べるといいでしょう。
バナナの中身が黒くなっていたら?
バナナの中身や皮全体が黒ずんでいたり、明らかに柔らかすぎる場合は、注意してください。
もし黒ずみやドロドロが一部だけなら取り除いて食べることができます。
ですが、全体的にドロドロしていたり、一部でもカビができているような場合は、食べることは控えましょう。
もったいないような気もしますが、カビは深く根をはるので取り除いただけでは安全とはいえません。
バナナが腐ると液体が出る?
これまでお話ししてきたように、バナナの皮が黒いだけでは腐っているかどうか、判断ができません。
そこで、以下の特徴を確かめてから、食べれるかどうか判断しましょう。
- 異臭がする
- 中身がドロドロしている
- カビが生えている
- 変な汁が出ている
- 苦い酸っぱい味がする
ミカンやグレープフルーツなどは果汁が含まれていますが、バナナに果汁はありません。
バナナから液体がでていたら、腐っている可能性が高いので食べるのは控えましょう。
バナナが腐るのを遅らせるために
バナナは正しく保存することが大切です。
バナナは果肉が柔らかいので、テーブルなどに直接置いておくと、その接触している部分から黒ずんで傷んでしまいます。
バナナを長く美味しく溜めつための方法をご紹介します。
① バナナを吊るした状態で保管する
バナナをつるすためのバナナスタンドやご家庭にあるS字フック、ひもなどでつるした状態で保存しましょう。
もし用意できない場合は、バナナを山型にして接触面を少なくして保存しましょう。
でも、一つ自宅にバナナスタンドがあると便利ですし、インテリアとしてもおしゃれなので、一つ購入しておくと重宝しますよ。
② バナナを冷凍保存する
バナナをスムージーにしたりお菓子に使用するのなら長期保存が可能な冷凍庫での保存もおすすめです。
冷凍すれば、1ヶ月程度の保存が可能です。
夏場は半解凍にして、そのまま食べてバナナアイスとして楽しむこともできます。
冷凍庫で保存する場合は、バナナの皮をむいてラップで包むか、フリーザーバッグに入れて保存しましょう。
その際に、レモン汁を少量かけておくと茶色や黒く変色してしまうのを防ぐことができます。
すぐに使えるように切ってから保存する場合も同じようにレモン汁をかけてフリーザーバッグに入れて保存しましょう。
これで長期保存だけでなく、普段の手間を減らすこともできます。
まとめ
いかがでしたか?
バナナは普通に食べるのはもちろん、焼いて食べたりスムージーなど幅広く楽しめるフルーツです。
バナナは熟すと甘みが増し、そして栄養価も高くなるので、シュガースポットができるのを待ってから食べることをおすすめします。
今回ご紹介してきたように、食べ方に適した方法でバナナを正しく保存して、おいしく食べれるうちに食べきりましょう。
皮が黒ずんでいたり傷ついていても、中身に問題がなければおいしく食べることができます。
皮だけでなく中身の匂いや触った感覚で腐っているか判断してくださいね。