4月から新社会人となった方も多いのではないでしょうか?
学生時代とは違い、会社員生活は慣れないことも多く、仕事に追われる毎日…。
そこで、待ちに待っていたのがゴールデンウィーク!!
休みの合間に休みを入れれば一週間以上の連休になることも!
一方で、混雑を避けるために、有給休暇を利用して、日にちをずらして長期休暇を過ごしたいという方も多いでしょう。
そこで、気になるのは新入社員の有給休暇の取り方。
ゴールデンウィークは思いっきり羽根をのばしたい!
でも新入社員の立場で長期連休はちょっと気まずい…。
そんな新入社員の悩みを一緒に考えてみましょう。
旅行のために有休をとりたい!とそのまま伝えていいの?
まず、大前提として、有給休暇は国に認められている労働者の権利です。
休暇の理由については、会社が関与するところではありません。
実は、上司や社長の判子は必要ないのです。
しかし、実際は書類を提出する会社も多いですよね…。
有給休暇の取得には、具体的にはにどんな理由がよく使われるのでしょうか。
有給休暇をとるときのよくある理由
よく聞く有休の取得理由は、以下のような理由です。
- 体調不良
- 通院
- 免許更新など平日しかできない手続き
- 家族の病気
- 忌引き
- 私用
- 有給消化
「体調不良」は、最も多い理由なのではないでしょうか。新入社員であれば、慣れない社会人生活で疲れが溜まり、ゴールデンウィークあたりは緊張もほぐれてくるので、体調を崩す人も多いようです。
一方の「通院」や「平日しかできない手続き」の場合、丸一日も休みをとってまですること?と思われてしまいそうなので、実際には遅刻や早退で済ませるケースも少なくありません。
「家族の病気」や「忌引」、これは必然的に会社を休まなければなりませんね。とくに忌引は不幸事ですので、ただ休みたいからといってこれを理由に会社を休むことはおすすめしません。実際、嘘でこの理由を使っている人も多いようですが、バレたときのことを考えてみてください。
「私用」や「有休消化」は、まだ入社して一ヶ月程度の新入社員であれば、使いづらい理由ですね。職場の雰囲気によっては、「私用」も通用しそうですが、新入社員の場合は、それだけで済ませようとすると、上司や先輩に詮索される可能性もありますね。
「私用」は「旅行」ととらえることもできますが、正直には伝えづらいですものです。
そんなときに、どうしても有給休暇を取りたい人がやってしまいがちなのが、嘘をついて有給休暇を取得することです。
嘘をついて有給休暇をとったらバレる?
先程も述べましたが、家族の不幸事や自分の病気など、直前や当日に有給休暇を申請してしまうと、のちに嘘がばれたときに大問題になってしまう恐れがあります。
嘘をついて旅行に行って、もしも万が一、事故や事件・災害などに遭遇してしまったらどうしますか?
天候などの事情により飛行機が遅延したり欠航となれば、会社に出勤する日に間に合わないかもしれません。
旅行先で大怪我をしてしまったら、もしかしたら休み明けは松葉杖をついて出社、ということにもなりかねません。
その後の対応で、さらに嘘を重ねることになります。
嘘で有給休暇をとったことがバレたら、入社したばかりの職場で、あなたの評価はガタ落ちしてしまいますし、信用まで失ってしまいます。
そして、最悪の場合、人事的な処分も考えられます。
有給休暇の取得は、労働者に認められている権利ではありますが、新入社員であればとくに、嘘はつかずに素直に理由を伝えて申請することをおすすめします。
新入社員が連休明けに有休を取るのは非常識?
4月入社であれば、新入社員にとっては、ゴールデンウィークが初めての連休、という方も多いでしょう。
そんなときに、有給休暇を申請してもいいのか悩む方も多いと思います。それに加えて、連休後の取得となるとなおさらです。
たしかに連休後の有給休暇の取得は、あまり良いイメージがない人もいるでしょう。
だからと言って、連休後の有給休暇は「絶対にとってはいけない!」と決められていることわけではありません。
有給休暇を取得するならいつまでに申請が必要?
基本的には会社の就業規則に従って申請することになります。
2~3日程度の短期の申請であれば1週間ほど前に、3日以上の長期の休暇であれば1か月ほど前に申請するようのがよいでしょう。
ゴールデンウィークであれば、4月入社の新入社員にとっては入社して1ヶ月経過する頃です。
ということは、有休だけで3日以上の連休を申請するには、入社した直後に申請しなければなりません。
そんな人はなかなかいないと思うので、ゴールデンウィーク明けに休むとしても、1~2日程度に留めておいたほうがいいでしょう。
なお、有給休暇は「前々日までに申請」としている会社が多いようですが、予定が前もって分かっているのであれば、早めに申請しておけば、休み中の周りの上司や同僚への負担を軽減できます。
自分の抱えている業務や、周り同僚の状況をよく考えて休暇を取らないと、迷惑をかけたり、職場での自分の評価を下げてしまうこともあります。
一緒に働く人にも配慮して、有給休暇をとるタイミングを考えるようにしましょう。
おわりに
いかがでしたか?
有給休暇は労働者に認められている権利なので、嘘はつかずに素直に申請することをおすすめします。
有給休暇をとるタイミングをきちんと考えて取得する方が、周囲からみても好印象なのは事実。
周囲への配慮も、社会人としてマナーの一つです。
自分が休んだことで迷惑をかけてしまった人には、ささやかなお土産を買ってくるなど、お礼の気持ちを伝えておくと、新入社員であれば、上司や先輩にさらにかわいがってもらえるでしょう。
正直に有給休暇の取得理由を伝えてから旅行に行けば、心から楽しい時間を過ごせること間違いなしですね!