頬や唇の裏側や舌の先に、いつの間にか出来てしまう口内炎。
せっかくの美味しい料理もなんだか味気ない…
お腹は空いているのに、満足に食べられない…
歯や食べ物がほんの少し触れただけでも、ズキン!とくるあの独特の痛みに、だれでも一度は悩まされた経験があるのではないでしょうか。
口内炎ができる原因は「ビタミン不足」だとよく耳にしますよね。
しかし、市販のサプリメントを試しても、食生活に気を付けても、治ったと思ったら、またできてしまう…
そんなときは、意外なところに原因があるかもしれません。
そこで今回は、口内炎ができる原因と痛みがつらい時の対処法について調べてみました。
ビタミン不足による口内炎についてはこちらの記事もどうぞ。
つらい口内炎…歯茎にできた口内炎の原因と対処法
知らなかった!口内炎の原因はできる場所でも違うらしい!?
口内炎と一言で言っても、大きさや痛み、できる場所は、その時によって違いますよね。
口内炎にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や症状が異なります。
今回は、口内炎のなかでも代表的な4つの種類をご紹介します。
アフタ性口内炎
もっとも一般的な口内炎で、白~黄色っぽい膜がはったような炎症と強い痛みや食べ物がしみる感覚が特徴です。
頬や唇の裏側だけでなく、歯茎や舌などにできることもあります。
不規則な生活やストレスなどで免疫力が下がっている時にできやすいので、疲れていると感じたら心も体もリフレッシュする時間をつくるようにしましょう。
また、外食やコンビニ弁当が続いたり、無理なダイエットなどで偏った栄養バランスが口内炎の原因となることも。
ビタミン不足が原因と言われるのは本当で、特に口の中の粘膜を守るビタミンB2が不足していると口内炎ができやすくなります。
ビタミンだけでなく、鉄や亜鉛などのミネラル不足にも要注意。
体の抵抗力を下げてしまうので、口内炎のできやすい状態になってしまいます。
口内炎ができにくい体質を作るためには、バランスのとれた規則正しい食生活を心掛けることが大切です。
女性は生理前にも口内炎ができやすい
さらに、女性の場合は、ホルモンバランスが不安定になる生理前にも注意した方がよいでしょう。
体力が落ちて免疫力が低下したり、唾液の量が減って口の中が乾きやすくなることで、口内炎ができやすくなると言われています。
生理前は、口内炎以外にも、身体のあちこちで不調が起こりやすいものです。
「そろそろ生理が近いかも?」と感じたら、あまり頑張りすぎずに過ごすようにしましょうね。
カタル性口内炎
食事をしていて、うっかり舌を噛んでしまった!
熱いスープを飲んだら、舌をやけどしてしまった!
そんな食事中のトラブルで、口の中に傷があるときになりやすい口内炎で、歯茎や上あご側にできることもあります。
口の中が赤く腫れたり、水ぶくれができるのが特徴で、ひどいときには口臭がすることも。
食事の後は歯磨きやうがいをして口の中を清潔にしておくと、症状を悪化させずに済み、回復も早くなります。
また、虫歯や歯の詰め物が、食事や会話をする時に舌に触れて頬の裏や舌に傷がつくこともあります。
治療していない虫歯があったり、しばらく検診に行っていないのならば、一度歯医者さんを受診してみましょう。